歯のホワイトニング

笑顔は相手に良い印象を与えます。特に初対面では見た目での判断が多いとされています。ですので、良い笑顔のためにも歯並びはとても大切なのです。矯正治療によって綺麗な歯並びを手に入れたのは良いのだけれど、歯の色が黄ばんでいたり、くすんでいてはその笑顔も良さは半減してしまうかもしれません。整った白い歯並びで、清潔感のある笑顔にするためにも、インビザラインや他の矯正治療が終わったら歯のホワイトニングをお勧めいたします。

Contents

歯のホワイトニングとは

歯のクリーニングでは、通常落ちない加齢や遺伝による歯の黄ばみを、歯を削ることなく特殊な薬剤を使用することによって歯を明るく、そして白くする方法です。薬剤は歯の表面だけでなく、内側まで働きかけるため、ホワイトニング効果は年単位で長期に持続が可能となります。

歯のホワイトニングの種類

オフィスホワイトニング

歯科医院で専門的におこなうホワイトニングのことをいいます。オフィスホワイトニングでは、高濃度の(ジェル)薬剤を歯に直接塗布し、専用のライトで一定時間照射することで白い歯を手に入れられます。また短い時間で白い歯を得ることができるため、施術時間も短時間で終わります。

ホームホワイトニング

ご自身で自宅でおこなうホワイトニングです。まず歯科医院で患者さんの歯型をとり、ご自分に合うホワイトニング専用のマウスピースを作製します。就寝時などに、その専用マウスピースの中に薬剤を入れて歯に装着し、ゆっくり時間をかけて歯を白くしていく方法です。自分のペースに合わせてホワイトニングができるため、仕事や学校などでなかなか時間を取ることができない忙しい方にもお勧めです。

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2つの良い所を組み合わせたものがデュアル・ホワイトニングです。
本当に歯を白くきれいにするために、最も効果的な方法だといわれてます。

オフィスホワイトニングのメリット・デメリット

メリット

  • 高濃度のホワイトニング剤と特殊な光線を使用するため、1回の施術でホワイトニング効果が得られることが多い
  • 数回の治療で終わるため、治療期間が短い
  • ホームホワイトニングよりも美しい白さを手に入れることができる
  • 歯科医師や歯科衛生士による施術のため、色味のムラの心配がほとんどない
  • しみたり痛んだりした場合、適切な処置をおこなえる
  • ホワイトニングの前に口腔内をチェックをすることで、虫歯の早期発見につながることがある
  • 事前に歯垢や歯石の除去をおこなうことで、歯周病の予防や口腔内を清潔に保つことができる

デメリット

  • 保険適用外治療(自由診療)となってしまうため、費用が高くなってしまう(1回1万〜2万円くらい)
  • ホワイトニングの事前に虫歯がなどあった場合は、治療が終わらないと施術できない場合があるため、希望に沿った日程でホワイトニングを受けられない場合がある
  • 高い濃度のホワイトニング剤を使用するため、しみたりする症状が出ることがある
  • 短い期間で白い歯を手に入れられることができる反面、後戻りも早い場合がある

ホームホワイトニングのメリット・デメリット

  • 医院に通わなくても、ご自身の都合に合わせてでいつでもできる
  • ゆっくり時間を掛けて白くすることで、色素の分解が細かくなるため色持ちが良く透明感のある自然な仕上がりになる
  • オフィスホワイトニングに比べて費用が安い(1ヶ月のホワイトニング材と専用マウスピースも含めた金額約3万~4万円くらい)
  • 高い濃度のホワイトニング剤を使用していないので、しみたりする症状が出にくい。

デメリット

  • 一日30分から長いもので就寝中ずっとマウスピースの装着をすることが、人によっては苦痛に感じることもある
  • 白くなったと実感するまでに時間がかかる
  • ホワイトニング後は、飲食物の色を吸収しやすい時間があるため、色の付いた飲食物・タバコなどは数時間ほど我慢する必要がある
  • 自分でおこなうことが面倒な人には効果が期待できない

ホワイトニングだけでは満足できない方に

患者さんが思い描いたイメージと、実際に同じ白さにはならない場合もあります。また、ホワイトニングに元々不向きな歯もあることから、白くするのにも限界がある場合もあります。その場合、セラミックのよって修復する方法があります。セラミック修復には歯を全部削って被せ物を装着にする方法と、表面だけ削ってセラミックを貼り付けるという、ラミネート修復という方法があります。歯の神経をとってしまっていたり、虫歯が進行して神経が死んでしまったことによる変色の強い歯や、既に修復がしてある歯などは、ホワイトニングでは白くできない場合があります。その場合にもセラミック修復がおこなわれることがあります。

 

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