歯のクリーニングは定期的に

歯科医院で歯のクリーニングを行ったことはありますか?

歯のクリーニングとは、専門医が歯垢(プラーク)や歯石などの汚れを除去し歯を綺麗にすることで、クリーニングが必要とされる理由は、自分で落としきれない歯垢や歯石を落とすためです。また磨き残しなどがある場合、磨き残しやすい場所を把握することが出来ます。歯垢や歯石をそのまま放置してしまうと、虫歯や歯周病へと繋がり、最悪歯を失ってしまいます。

歯垢は、お口の中の細菌が時間とともに繁殖し、集まったもので、1gあたり1000億個以上の細菌が詰まっていると言われています。歯石は簡単に言えば歯垢が石のように硬くなったもののことで、歯磨きで磨き残した歯垢はおよそ2日間ほどで歯石へと変わってしまうと言われています。歯石は石のように硬く、ガッチリとくっついているため歯ブラシでは取り除くことができません。

クリーニングで歯垢や歯石を除去し、虫歯や歯周病になるのを防ぎます。3か月に一度のペースでクリーニングしていると、たいていの人はお口の中をきれいに保てるでしょう。

クリーニングはどのくらいの頻度が最適か

普段からしっかりと歯を磨けており、歯周ポケットの深さが3mm以下であれば、セルフケアがしやすく歯垢も落としやすいので3ヶ月に1度でいいでしょう。3ヶ月に1度のペースでクリーニングを受けていれば、万が一、歯石ができてしまっても、比較的軽い段階で歯石の除去が出来るので、虫歯や歯周病を防げます。歯並びが悪く、磨き残しが多かったり、すでに歯周病が進行していたりする場合には、プロによるクリーニングを1~2ヶ月に1度のペースで行うのが望ましいです。

また、唾液や歯の性質によっては、歯石がつきやすかったり、虫歯になりやすかったりする人もいるため、このような場合もクリーニングのペースは1〜2ヶ月に1度がいいでしょう。

さらに喫煙者の場合、タバコは歯周病を悪化させる原因にもなり、ヤニで歯が変色しやすくもなります。歯周病予防、審美性の面においても頻繁にクリーニングを受けることをお勧めします。

クリーニングの費用

歯科医院で受けられる歯のクリーニングには、「保険診療」で行うものと「自費診療」の2種類があります。クリーニングを行う目的によって、保険診療か自費診療か変わってきますので、クリーニングを行う際は目的をしっかり伝えるようにしましょう。

保険適用で行うクリーニング料金はだいたい3,000円程度です。ただし、保険診療のクリーニングでは、歯周病などの治療として扱う場合にのみ適用され、予防目的であったり美容目的でのクリーニングは保険が適用されません。

また、治療を目的としているため処置前には検査があり、「検査料」「レントゲン撮影料金」「初診料」なども含まれます。自費診療のクリーニングの場合、料金は5,000円~20,000円程度と大きく差が開きます。

自費診療では患者さまの希望やお口の状態にあわせた治療方法を選ぶことができ、また歯科医院が個々に料金設定することが可能なため、料金にこれほどの差があります。保険診療と違い、通院回数を短縮したり、一人一人に合った方法でクリーニングを行えるため、「一回の施術で全ての汚れを落とし綺麗にしたい」「歯にもっとツヤを出したい」「着色汚れを落としたい」など様々な要望に応えることができます。

保険適用・自費診療のクリーニングの違いについて

保険適用でのクリーニングは歯周病治療が主な目的です。そのため作業は歯周病悪化の原因となる歯石を除去する「歯石取り」がメインとなります。

歯と歯茎の状態をチェックし、虫歯や歯周病の状態を調べ、検査が終わったら、先端がカギ状になった「ハンドスケーラー」や「超音波スケーラー」といった専用器具を使って、こびりついた歯石を削ぎ落とします。歯石の付着がひどい場合は2~4回に分けて行う場合もありますが、定期的に歯石取りをしていて、歯石の量が少ない場合は1回で終わることが多いです。所要時間はだいたい1回につき30分程度でしょう。

自費診療のクリーニングではPMTC「Professional Mecanical Tooth Cleaning」が行われることが多いです。PMTCとは「プロが専用の道具で行う専門的な歯の清掃」で、自分では取りきることができない歯垢や軽い着色汚れを除去することができます。1度の通院でかかる所要時間はだいたい1時間程度みておいた方がいいでしょう。

クリーニングの種類

歯石取り

歯石取りは歯周病治療を目的とし扱われるため、保険診療で行えるクリーニングです。スケーラーという先端がカギ状になった器具で歯石を削ぎ落としていきます。
1回約30分、費用は3,000円程度でしょう。

PMTC

PMTCは、歯科衛生士さんがさまざまな専用器具を使って汚れを隅々まで除去し歯をきれいにしてくれます。このPMTCは自費診療となり、内容や費用はその歯科医院によって異なりますが、目安として、1回およそ1時間程度で、費用は5,000円~20,000円くらいでしょう。

ディープスケーリング

ディープスケーリングという方法で、歯茎の中の深い部分についてしまった歯石を、通常より先端の細いスケーラーで丁寧に除去していきます。1度に処置できる歯は4~6本なので、歯石が多ければ複数回に分けて通院する必要があります。このディープスケーリングは歯周ポケットが4mmまでであれば対応が可能ですが、それ以上深くなり歯周病が悪化している場合は、外科手術も視野に入れられます。

クリーニングの重要性や適性頻度は、参考になりましたか?
歯のクリーニングは、自分で落とし切れない汚れを落とすだけでなく、磨き残しの箇所やブラッシング指導も受けられるので、セルフケアのスキルを向上させるきっかけにもなります。適切な頻度でクリーニングを利用し、健康な歯を維持できるようにしていきましょう。

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